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職員室だより
五十嵐
2018.11.26

自転車レースと地理の意外な親和性

こんにちは。つくばの進学塾「竹進」の社会担当の五十嵐です。

 

私の趣味の一つに自転車ロードレース観戦がありまして、

インターネット配信サービスの導入などで気軽に観ることが

できるようになり、大変うれしく思っている今日この頃です。

そして、この趣味は地理の勉強と意外と親和性があります。

今回は、そんな例をいくつか紹介しようかと思います。

 

①スペインやフランスで開催されるレースでは、よくピレネー山脈

が舞台になるので、両国の国境を構成する山脈がピレネーである

ことが自然と身につく。

 

②フランス・イタリア・スイスのレースではアルプス山脈が登場

するので、アルプスがこれらの国の国境を構成していることがわかる。

 

③ツール・デ・フィヨルドというレースがノルウェーで開催される

ので、フィヨルドがノルウェーの地形であることがここからわかる。

 

④毎年春に行われるアルデンヌ・クラシックという一連のレースで

ベルギーが舞台になっており、ベルギーのアルデンヌ地方が丘陵地帯

であることは、ロードレースファンには常識であり、低地のオランダ、

丘陵地のベルギーという区別が自然と身につく。

 

⑤北アメリカ大陸の山脈といえばロッキー山脈が有名だが、ロッキー

山脈の東側にも山脈があることが、ツアー・オブ・カリフォルニア

というレースで毎年山が使われていることを知っていれば理解でき、

アメリカ合衆国の断面図もこれを知っているとすぐに判断できる

ようになる。

 

どれも、普通に地理を勉強していれば出てくる問題ではありますが、

レースは毎年行われるので、その都度思い出せるなんていうメリット

もあったりしますよ。